真菰生産者の伊藤吉忠さん(大強原在住)が真菰の葉を丁寧に大切に陰干しを繰り返し乾燥させてお正月に向けてお飾りを作ってくださいました。
神社の鳥居を象ったお飾りです
真菰葉の鮮やかな色が残り、玄関に置いていただくとほんのりとした香りもあります。
お飾りに興味をお持ちになった方、おうちに飾りたいなと思った方は菰野町商工会までお問合せください
菰野町商工会 電話番号 059-393-1050 担当 河合
菰野町名の由来と言われているイネ科の植物「真菰」は古来より神聖な植物とされ、現代でも出雲大社のしめ縄に利用されています。
また病気を治し、邪気を払うとも言われており古代より神事にも利用されていました。現代行われている神事としては、出雲大社で毎年6月1日に涼殿祭(すずみどさい)があり「真菰の神事」といわれています。また、ご当地、三重県の伊勢神宮では、毎年7月の梅雨の明ける頃に「真菰の刈り取り神事」がおこなわれます、これは葉薦をつくるための行事です。司馬遼太郎さんの「街道をゆく」にも登場する大分県中津市の「薦(こも)神社」(薦神社の薦は真菰を指す)では、6年に一度「薦枕」を作り替える「行幸会(ぎょうこうえ)」神事があり、真菰の群生する三角池(みすみいけ)はご霊池とされています。